NICUは早産児や低出生体重児、多胎など様々な状況で出生し全身管理の必要な赤ちゃんが、生後間もなくから家族と離れて入院生活を送っています。そのため、赤ちゃんやその家族をサポートしていく上で、専門的な知識や技術が必要となります。
私は出産を機に手術室から異動となりました。NICUは入職時に配属されていた病棟ではありましたが、復帰後は不安と緊張の日々でした。さらに子供が体調を崩すことが多く、休みや早退が続きなかなか仕事に集中できない状況にあり、自分の中で早く仕事を覚えたい気持ちと葛藤していましたが、病棟スタッフの理解があり仕事を続けることができています。
NICUでは新人スタッフへの教育体制が充実しています。新生児看護の専門的な知識・看護技術の習得により1つ1つの看護ケアを根拠に基づいて実践出来るよう、個々のペースに合わせて指導を進めていきます。また、ワンフロアのため目が行き届き協力が得られやすく、不安や疑問があれば些細な事でもすぐに相談できる環境です。24時間体制で赤ちゃんの容態変化に対応していくので緊張感がありますが、赤ちゃんの成長を家族と共に喜び合えるとてもやりがいのある仕事です。
そんなやりがいが感じられる場所でぜひ一緒に働いてみませんか。
私は、助産師として新卒から産科病棟で勤務し、現在はGCU病棟に勤務しています。GCUではNICUでの治療を受け、状態が安定した新生児や乳児の看護とそのご家族を含めた退院支援を行っています。産科病棟での勤務が長かったこともあり、初めての部署異動に始めはとても不安を感じていました。しかし、GCUで早産児や低出生体重児のケアや看護、起こりうる合併症や疾患を学ぶことにより、助産師としても出生直後の新生児の看護に活かすことができステップアップにつながるのではないかと感じています。
また、ご家族を含めた退院支援を行う上では、助産師としての経験を活かすことができています。授乳や搾乳の指導では、これまで産科病棟で実践してきた助産ケアの知識や技術を発揮することができとてもやりがいを感じています。GCUでは母親だけでなく、父親を含めたご両親への育児指導を行う機会があります。当院では双胎や品胎といった多胎児の出産も多くあり、患児の退院後は家族全員で育児を行うことが必要不可欠となります。はじめは、不安な様子のご両親も、何度か練習を重ねるうちに育児手技が上手になっていくのを見るととてもうれしい気持ちになります。長い入院期間を乗り越え、両親とともに元気に退院していく患児を見るとやる気に繋がります。これからもご家族が安心して患児の退院の日を迎えられるようサポートしていきたいです。
私は現在、助産師として産科病棟で勤務しています。当院は総合周産期母子医療センターであるため、正常な妊娠・出産から合併症のあるハイリスクなケースまで幅広い経験を積むことができます。
私は女性に寄り添う仕事をしたいと思い助産師になりました。女性にとって一大イベントである妊娠・出産・子育てに関わらせていただけること、生命の誕生という奇跡の瞬間に立ち会わせていただけることに喜びを感じながら働いています。分娩介助をさせていただいたお母さんに「あなたが傍に居てくれたから頑張れました。」と言われた時はとても嬉しく、助産師になって良かったと実感しました。母体搬送や緊急帝王切開など緊張感のある場面もありますが、母子ともに無事に分娩に至った時は大きなやりがいを感じます。
ケアを行う中でお母さんと赤ちゃん2人の命を守るという責任の重さを感じ、自分の知識や技術不足に落ち込むこともありますが、尊敬できる先輩方や同期、後輩に助けられながら乗り越えることができています。また、日々可愛い赤ちゃんに癒され、お母さんやご家族からの「ありがとう」という言葉にパワーをもらっています。これからもお母さんとその家族に寄り添い、安心安全な出産・子育てをサポートできるように頑張っていきたいです。
私はNICU、外科病棟、地域包括ケア病棟を経験し現在は整形外科病棟に勤務しています。当院の整形外科では、脊椎以外の手術が行われており、特に股関節、膝関節、足関節の手術を行っています。年間の手術件数が多いため、手術に伴う入院からリハビリまで急性期病棟ならではの看護が経験できる部署です。私は現在の部署に配属され1年が経ちます。配属当初はなれない疾患や周手術期看護など覚えることが多く戸惑いましたが、整形外科看護に関するマニュアルや勉強会が充実しており、仲間たちのサポートもあり興味をもちながら学びを深めることができています。新人看護職員だけではなく、部署異動の看護師への支援体制が職場風土として根付いているので自分のペースで成長することができる環境です。
また、入院前面談を含み、急性期からリハビリ期(亜急性期)を経て退院調整までを行っています。医療が病院完結型から地域完結型へ転換していく中、看護師は幅広い視野と看護を求められる現在、5階病棟では急性期から地域に繋ぐまでの看護を経験することができます。私自身、地域包括ケア病棟や他の部署での経験を活かし、さらに学びを深めることができています。今後も仲間と助け合い、互いに成長しながら働いていきたいと思います。
私は、外科・泌尿器科・小児科・皮膚科・耳鼻科をはじめとする急性期の混合病棟で勤務をしています。病棟内のチーム異動を経て、現在は周手術期にある患者さんの看護を担っています。
6階病棟に勤務して4年目となり、日々の業務に加え新人指導や実習指導、委員会活動にも携わる機会が増えました。“教わる立場からそれを伝える立場へ“という経験は、考えさせられることや悩むことも多くありましたが、自身で考えて行動したことが自らの成長にも繋がったのではないかと感じています。
また、昨年はスキルアップのため「東北ストーマリハビリテーション講習会」にも参加させていただき、自身がこれまで行ってきた看護を振り返るとともに、学びをどのように活かしていけるのか考えているところです。
その年ごとに新たな課題と発見が見つかり、やりがいを感じながら仕事と向き合うことできています。このように感じることができるのも、身近にロールモデルとなる先輩の存在があることがとても大きいです。考えに行き詰った時には相談し、アドバイスを受けながら、より良い判断とケアができるよう努めています。
目標とする先輩のような看護師になるため、今後も自己研鑽に励み、自分の看護に自信が持てるよう行動していきたいと思います。
男性看護師の皆さん将来やりたいことはありますか?
当院に在籍している男性看護師は看護師長として管理職を極める方や感染管理認定看護師の資格を取得し、より専門性を極める方、病棟看護を極める方、手術看護を極める方と様々な役割があり、多様化したニーズに応えるため日々励んでいます。
私自身、東日本大震災の経験を経て看護師を志したということもあり学生時代から災害看護に興味があり、「災害救護に携わりたい」と思い仙台赤十字病院に入職しました。現在は救護班という日本赤十字社の使命である災害救護活動を行うために編成された班に属しており、地震災害のほかにも大雨や台風など、自然災害の発災時にいち早く救護活動を行えるようにあらゆる状況を想定して訓練を実施しています。
看護師はまだまだ女性が多い職場ですが、全国的に男性看護師は増えています。当院でも男性看護師は増えておりほとんどの病棟に男性看護師が勤務しているので男性看護師同士のコミュニティがあり、相談しやすく新しく入職される男性看護師の方は非常に安心だと思います。
男性看護師の皆さん私たちと一緒に理想の看護師目指して働きませんか?お待ちしています!
私は入職して2年目となり、現在は循環器内科・呼吸器内科・腎血液内科を主とした内科病棟で勤務しています。Aチームでは循環器内科、Bチームでは呼吸器内科、腎血液内科の患者さんを受け入れています。また、様々な科が混合しているので、その科特有の処置や看護技術を学ぶことができ、スキルアップできる病棟です。
内科病棟では、慢性疾患を抱えている患者さんや高齢の患者さんが多く退院調整が必要となります。日々、患者さんの治療方針カンファレンスや、退院支援カンファレンスを実施し、退院に向けての方針を決めていきます。医師、看護師、薬剤師、社会福祉士、管理栄養士、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士など様々な職種が関わっていきます。
日々の関わりで患者さんの思い、ご家族の思いを傾聴、尊重しながら、患者さんご家族にとってベストな選択ができるようチーム医療で取り組んでいます。
7階A病棟では、デイパートナーシップ制度をとっており、看護師2人1組で患者さんを受け待ちます。入職してから1日の流れや看護技術など不安なことが多いと思います。そのような場合、ペアの先輩がサポート、相談にのってくださるので働きやすい環境です。
私は、地域包括ケア病棟で勤務しています。急性期の治療を終え、病状が安定した患者さんが、ご自宅や施設へ退院するための準備や、リハビリテーションを目的とした患者さんが多く入院されています。また軽度急性期の患者さんも多く様々な病状の患者さんが入院されています。外科・内科問わず、様々な診療科の患者さんが入院されており、軽度急性期から慢性期の看護まで幅広い知識を身に付けることができるのは7B病棟の魅力だと思います。
日々の業務の中では患者さんやご家族とのコミュニケーションを大切にし、患者さんやご家族の思いに寄り添いながら、個別性のある看護を提供することができるように心掛けています。患者さんが安心して笑顔で退院できるよう、医師、看護師、リハビリテーションスタッフ、医療ソーシャルワーカーなど多職種連携しながら退院支援・調整を行っています。入院中のリハビリテーションなどを通して少しずつできることが増えていく患者さんの姿を見たときや、患者さんやご家族の希望に沿った退院調整を行うことができた時にはとてもやりがいを感じることができます。
私は、内科、外科、感染症疾患等の患者さんが入院する混合病棟で働いています。
小児から高齢者と幅広い年齢層の患者さんが療養しています。その分、ライフスタイルも多岐にわたりますので、入院から退院まで、各専門のスタッフと毎日コミュニケーションを取りながら退院支援を行っています。できる限り元の生活に戻れることを意識して関わるように心がけています。笑顔で退院される患者さんを見ると、とてもやりがいを感じれます。逆に、終末期の患者さんも療養いるため、辛い気持ちになることも多くありますが、たくさんコミュニケーションをとり、信頼関係を築きけるよう努力しています。
病棟外での自身の取り組みとしては、救護班員としての学習を行っています。私は東日本大震災で被災し、避難所で赤十字社の救護班の方々に支え、助けていただいた経験があります。その経験から私自身も、将来救護班員として、少しでも被災者の方々に寄り添い、被災地支援を行っていきたいという気持ちが芽生えました。病院内には多くの救護班員のスタッフがいますので、災害救護に興味がある方は気軽に質問できますし、研修も充実しています。『災害救護自分にできるかな?』と興味はあるけど不安という方も多いと思います。自分のペースで勉強を進めていけるよう支援してもらえますので、興味がある方はぜひ、就職後の目標でして掲げてみても良いと思います。
私は外科病棟、整形外科病棟勤務を経験し、現在は外来にて整形外科外来・外科外来などで勤務しています。入職時に外科病棟を希望し、希望通り外科病棟に配属となりました。新人時代、変化が著しい外科病棟の患者さんの状態についていけず、自分の知識や技術の未熟さを感じて、辛いと思うことも沢山ありました。そのような中でも、元気に退院される患者さんの姿を見ることが嬉しく、この事は看護師の仕事を現在まで10年以上続けて来ることが出来た理由の1つだと思います。病棟勤務時代に受け持った患者さんに、外来でお会いする機会がありました。「あの時はありがとう」と、もう何年も前に入院されていた患者さんが覚えていて下さることがありました。手術という人生での大きな出来事に関わり、自分が少しでも力になれたのだと嬉しく思いました。
現在、整形外科外来や外科外来では手術前後の患者さんへの看護が中心です。今まで外科病棟や整形外科病棟で経験してきたことを活かせるよう日々勤務しています。
私には3人の子供がいます。育児休暇から復帰後、育児と仕事の両立が不安で辞めてしまおうかと悩んだ時期もありましたが、現在は育児短時間勤務制度を利用しながら仕事を続けることが出来ています。当院では育児をしながら働いている方も多いので、仕事だけでなく育児の相談にのってもらうこともあり、周りの方々に支えられていると感じています。今後も周りのスタッフと協力しながら患者さんへ安心・安全な看護を提供していきたいと思います。
私は新卒で中央手術室に配属されました。学生時代、手術室での実習は見学のみで、初めての光景・経験に戸惑うことがたくさんありましたが、先輩方、他職種の方々に支えられ、日々の学びを積み重ねる事が出来ています。
手術室では、病棟のように入院から退院までの一貫した支援を直接行うことはできませんが、その分一人の患者さんに時間をかけ、お話を聞きながら手術に関する支援を行うことが出来ます。また手術当日だけでなく、手術を受けるため入院してくる患者さんへの入院前の説明、手術前の訪問を通して、患者さんの生活背景や、どのような思いを抱えているか、手術当日どのように準備しておくべきかを考え、安全に手術が行われるよう努めています。病棟とは違う業務が多く、不安を感じる人もいるかもしれませんが、様々な科の手術を担当するため、疾患や手術侵襲等、病棟で活かせる学びもたくさんあります。また、当院では交流研修や他部署への看護支援で、自部署以外の業務や患者さんとの関りを学ぶ機会もたくさんあります。周囲からの技術面、精神面のサポートを得ながら、患者さんが安心安全に手術を受けられる看護を提供するよう努めています。
腎センターに配属になり5年になりました。腎センターでの勤務は、人工透析の穿刺業務から容態観察、自己管理の指導、透析の機械の一部の操作まで多岐にわたり、より専門的な技術や対応を求められます。毎日同じような業務を繰り返している様にみえますが、患者さんの容態やご家族と抱える様々な問題は日々変化し、同じ日はないように感じます。大抵の患者さんは人生の先輩であり、患者さんとの対話を通して知識と経験をいただき、温かいお言葉に助けられたこともたくさんあります。
週3回の人工透析で顔を合わせていると、家族以上に会っていると感じることがあります。だからこそ、日々の変化に気づくこともあります。透析患者さんを取り巻く環境は、ご家族、施設スタッフやケアマネジャーなど他職種との連携が必要となり、調整として関わることも増えました。
透析の患者さんは、現在の状態に合わせた治療をできるよう、定期的な検査で把握され、週3回4~5時間の透析による時間的な拘束感、体重コントロールなど自己管理を必要とされます。自分だったらできないのではないかと思い、患者さんの結果を見ているといつも頭が下がる思いです。
透析治療を必要とされた患者さんは、人生における大きな決定をされたと思います。患者さんの生活が以前と同じように、とはいかなくても、透析治療を組み込んだご自身の生活スタイルに受容・変容できるように関わっていきたいと考えています。