薬剤部より医療関係者さまへ

がん化学療法レジメン

当院の化学療法レジメンは化学療法委員会にて審査され、承認されたレジメンを採用しております。レジメンの公開は、地域の保険薬局と連携し、より質の高いがん診療を行うために提供しております。その公開は適正な投与管理を目指すものであり、その他の使用目的については想定しておりません。レジメンは、外来での使用頻度が高いものに限定しているため、院内で承認されたすべてのレジメンを公開しているわけではないことをご了承ください。また、公開するレジメンは標準的な内容となっており、患者さんの状態によって投与量やスケジュールなどの変更がある場合があります。

最終更新日:2024年7月24日

乳がん
胃がん
大腸がん
肝細胞がん
腎細胞がん
尿路上皮がん
前立腺がん
MSI-High固形がん

院内フォーミュラリー

当院では、さらなる医療の質向上を目指して、2021年度から院内フォーミュラリーを導入しました。フォーミュラリーとは、「医療機関において、患者に対する最も有効で経済的な医薬品の使用方針」です。

また、フォーミュラリーはグローバルスタンダードになっているファーマシューティカルケアの理念に基づいた考え方であり、英国の場合、医薬品の適正使用と経済効率の観点から、1990年代には各医療機関・地域ごとのフォーミュラリー作成が本格化し、地域フォーミュラリーとして定着しています。米国でも医療機関や保険会社が独自にフォーミュラリーを作成し、最適な医療提供と支出の削減に取り組んでいます。このようにフォーミュラリーは、欧米先進国ですでに導入・活用されている医薬品適正使用の標準的な考え方です。

主に「有効性や安全性、費用対効果などを踏まえ処方できる医薬品を標準化した推奨医薬品リスト」のことを示します。当院のフォーミュラリーはエビデンスや副作用、標準治療ガイドラインなどの他、経済性や想定される患者数などをもとに推奨薬品を選定し、薬事審議会の承認を以て決定されています。

最終更新日:2024年7月24日

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