腎臓内科は、専任医師2名で、急性腎障害、慢性腎臓病(CKD)の診療を行っています。
当科で扱っている疾患には、IgA腎症や膜性腎症をはじめとする各種糸球体腎炎、尿細管・間質性腎炎、ネフローゼ症候群などの腎疾患と、腎合併症を伴う高血圧症や糖尿病、血管炎を含む膠原病、脱水症や薬剤の副作用による電解質異常などがあります。
また、仙台市CKD病診連携事業の「腎臓専門医のいる病院」としてCKD外来を設け、かかりつけ医の先生から患者さんをご紹介いただき、検診で見つかった腎機能の低下、血尿、蛋白尿の評価や、高血圧症、浮腫などの原因精査や治療に携わっています。特にCKD外来では、医師のみでなく、看護師による生活指導、管理栄養士による栄養指導、薬剤師による服薬指導など、患者さんの病態に合わせて多職種がかかわり、患者さんの腎臓病へのサポートを行っています。
腎センターでは、透析台数30台で、急性・慢性腎不全の患者さんの血液透析導入、外来血液維持透析、合併症治療、敗血症、自己免疫疾患、代謝疾患に対する血漿交換などの血液浄化療法を行っています。また、他の透析クリニックで治療されている透析患者さんが、当院で手術や治療が必要になった時の入院維持透析を行っています。