栄養課は、臨床栄養部門と給食管理部門の両輪で治療に貢献しております。
臨床栄養部門では、入院・外来患者さんの病態やお一人おひとりに合わせた栄養管理、日常の食生活のアドバイスを行っております。
給食管理部門では、治療の根幹となる栄養を安全で美味しいお食事として、患者さんの元へお届けしております。
病院所属管理栄養士7名と日清医療食品(株)32名が、密に連携しながら患者さんの栄養管理を行っております。また、各種チーム活動や各診療科カンファレンスにも参加しております。
栄養サポートチームの専任を始め、緩和ケアチームや褥瘡チーム、認知症ケアチーム、QC活動等に参加し、多職種と連携を深めながら専門性を生かし取り組んでおります。
診療科カンファレンスでは、治療方針の確認、栄養療法について相談や提案、医師・看護師・MSW等との情報共有を行っております。
ベッドサイドへ伺い、食事調整や嗜好対応、摂取状況の把握等、患者さんに寄り添った栄養管理を心がけております。栄養状態を把握し評価する栄養アセスメントは重要で、患者さんの病態、体組成測定や身体計測、採血データ、食事摂取量や点滴投与量等の情報から、栄養状態を総合的に判断し、早期改善・回復につながるよう栄養面からサポートしております。
慢性疾患(糖尿病、慢性腎臓病など)の食生活アドバイスや、消化器がんの術前栄養評価と術後の定期的な介入、がん化学療法や血液透析中の患者さんの栄養評価、整形外科の術前栄養介入(体重や血糖コントロールなど)、小児食物アレルギーや離乳食指導、妊娠糖尿病や体重コントロールの必要な妊婦さんへの栄養指導など、多岐に渡る診療科の患者さんと関わらせていただいております。
患者さんの病態や嗜好、体格に合わせ、安全でおいしい食事を提供しております。食物アレルギー対応も行っており、患者さんから直接聞き取った内容を適切に提供できるよう、厨房との連携に努めております。
ご希望の方には、麺類やパンの提供、また週1回の選択食も行っております。
※治療食を召し上がっている方は提供できない場合もございます
産後のお祝い膳は、調理師が腕を振るい食器や盛り付けにもこだわって提供しております。
四季折々の旬を感じていただけるよう工夫を凝らした行事食を月1-2回提供しており、小児のお子様向けにはかわいらしく盛付けし、見た目にも楽しんでいただけるお料理となっております。
厨房を支えている日清医療食品(株)のスタッフと共に、患者さんからいただく嬉しいお言葉や喜んでくださる笑顔、元気に退院される姿を想像しながら心を込めて作っております。
病院所属管理栄養士7名(課長1名、栄養指導係長1名、栄養管理係長1名)