糖尿病代謝科は、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を中心に診療にあたっております。
糖尿病は、インスリン作用不足のために慢性的に高血糖状態が継続することにより、三大合併症の網膜症、腎症、神経障害および全身の動脈硬化症による脳血管障害、冠動脈疾患、末梢動脈疾患などが発症し進展する病気です。
外来患者さんに対しては、原則的に予約制で栄養指導を行っており、栄養士に時間がある場合は、予約なしでも栄養指導が受けられるようにしております。
糖尿病教育入院では、糖尿病教室を行っており、医師、看護師、栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士、歯科衛生士が、それぞれの専門領域の講義を行っております。インスリン分泌能などの病態を把握し、三大合併症や動脈硬化症の評価を行い患者さんに合った治療方針を決定するように心掛けております。
糖尿病の発症初期には自覚症状がほとんどないため、治療せずそのまま放置していることが多いです。早期発見のためにも積極的に医療機関の受診や、血糖コントロールを良好に保つことによりさまざまな合併症を予防するためにも定期的通院の必要性を啓蒙していきたいと考えております。