タバコの煙には、ニコチン、種々の発がん物質、一酸化炭素など、多くの有害物質が含まれています。喫煙により肺がんをはじめとする種々のがん、虚血性心疾患、慢牲気管支炎、肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患、胃・十二指腸潰瘍などの消化器疾患、その他種々の疾患のリスクが増大します。また、妊娠中に喫煙した場合には低体重児、早産、妊娠合併症の率が高くなることが報告されています。さらには、受動喫煙の問題があります。
禁煙外来は、タバコをやめようとしてもニコチン依存性(タバコを吸わないと血中のニコチン濃度が下がり苦しくなってしまう現象)のためになかなかやめることができない人のための支援場所です。具体的には、ニコチン代替療法(ニコチンの貼り薬)を用いて、禁煙を希望する人がより簡単に(苦しむことを軽減して)達成できることを手伝います。