当科は1982年に開設し現在は総合周産期医療センターに指定されており、産婦人科との連携の元でハイリスク妊婦の母体搬送、重症新生児を積極的に受け入れ、宮城県の周産期医療と教育の中心的な施設の一つとしての役割を担っています。
病床数はNICU(neonatal intensive care unit; 新生児集中治療室)12床、GCU(growing care unit)24床、院内出生軽症例病床5床の計41床です。年間約400例の新生児症例(40-50例程度の極低出生体重児、60-70組の多胎分娩、80例前後の人工呼吸管理症例)を診療しています。
救命のための高度集中治療(超早産児治療、人工呼吸管理、脳低温療法、NO吸入療法等)を経た後は、臨床発達心理士、作業療法士、ソーシャルワーカーなどの多職種が関わり、退院に向けた育児支援にも力を注いでいます。また外来では、NICUを卒業した児の発育・発達のフォローアップを新生児科医と臨床発達心理士が担当して行っており、発達の評価やアドバイスをします。また必要に応じて作業療法士が発達を促すリハビリも行っています。
など