産婦人科ニュース

妊婦さんとリンゴ病

最近リンゴ病が流行しているとのニュースを耳にしたことはありますか?
リンゴ病(伝染性紅斑)は、パルボウイルスというウイルスによる感染症で飛沫や接触で感染します。日本人妊婦さんで抗体を持っている人は20~50%とされます。
潜伏期は5-10日間でその後発熱・倦怠感・頭痛・筋肉痛などがみられますが、成人では不顕性感染といって症状が出ないことも多くあります。
感染から2週間ほどたつと頬や四肢に紅斑が出ますが、その頃にはウイルス量が減っていて、感染性がなくなっています。
妊婦さんが初めて罹患すると時期によっては赤ちゃんに影響が出る場合があります。
妊婦さんは他の感染症予防も兼ねて、手洗い・うがい・マスクをしましょう。
ご心配があるときは外来でご相談ください。