産婦人科ニュース

後期流産について

妊娠12週以降妊娠22週未満の流産を後期流産とよびます。

後期の流産では、経腟分娩で亡くなった赤ちゃんを娩出します。

まず、子宮頸管拡張をします。時間をかけて、しっかりと拡張することが安全な流産処置につながります。1~2日かけて拡張します。

十分に子宮頸管が開いたら、子宮収縮薬(腟坐薬)を腟内に投与し、子宮収縮をおこします。1日に5個まで投与することができます。

娩出後は、母乳が出てくることがあるため、母乳分泌を抑えるお薬を内服します。また、赤ちゃんの埋葬が必要なため、さまざまな手続きについてご説明します。