産婦人科ニュース

子宮頸がん検診の結果について

今回は子宮頸がん検診の結果のみかたをご説明します。前回ご紹介したように、子宮頸がん検診は子宮頸部の細胞をこすり取り、顕微鏡でみて診断をします。結果は「異常なし」もしくは「要精査」で記されていることが多いと思います。詳しく書かれている場合、「NILM」「ASCUS」「LSIL」「ASCH」「HSIL」「SCC」という記載があるかもしれません(他の記載の場合もあります)。

「NILM」は「異常なし」のことで、「ASCUS」以上は「要精査」となります。「ASCUS」の場合は通常ハイリスクHPV検査という検査を追加します。「LSIL」以上の場合は組織診を行います。

組織診については改めて別の回にご説明します。