分娩予定日の決め方

分娩予定日は「妊娠40週0日」のことですが、どうやって数えるのかご存じでしょうか。

これは、最終月経が開始した日から280日目を分娩予定日としています。しかしこの数え方は、あくまでも月経周期が28日周期で排卵が14日目にあることを前提とした数え方なのです。

では、月経が不順で、2か月に1回しか来ない方が妊娠した場合はどうしましょう。大幅に分娩予定日がずれてしまいますね。そのような場合は、赤ちゃんの大きさ（CRL：頭殿長）を計測し、その大きさから予定日を決めていきます。妊娠8-10週頃の赤ちゃんの大きさには個人差が少なく、算出された分娩予定日にずれが少ないといわれています。

妊娠初期に予定日をしっかり決めていると、妊娠週数に対して赤ちゃんが大きいか小さいかの判断もできますし、予定日を過ぎても適切に対応することができます。

妊娠がわかったら必ず産婦人科を受診しましょう。