産婦人科ニュース

前置胎盤について

前置胎盤とは、胎盤が内子宮口にかかっている状態です。どの程度胎盤がかかっているかにより、全前置胎盤、部分前置胎盤、辺縁前置胎盤に分類されます。

前置胎盤で問題となるのは、

1.出産に際して赤ちゃんが子宮の外に出てくるための通路が塞がれている

2.胎盤とその周辺は血液が豊富で、少しの刺激でも大量の出血となる

という点です。

そのため、前置胎盤の妊婦さんは特別な管理が必要です。当院では32週頃から管理入院をし、自己血を採取して、37週頃に帝王切開をおこなっています。

詳しくは、対象の妊婦さんにご説明いたします。

産婦人科ニュース内、「自己血輸血について」もご参照ください。