当院放射線科のご案内( 2008 年 8 月現在)

【放射線科関連の施設認定】

日本医学放射線学会専門医修練協力機関

日本インターベンショナルラジオロジー学会専門医修練認定施設

マンモグラフィー検診精度管理中央委員会認定施設

【放射線科医が主に担当する領域の過去 3 年間の検査数( 2005〜7 年)】

CT 33301件(年間11100件平均)

MR 11133 件(年間 3711 件平均)

血管造影 530 件(年間 177 件平均)

【CTのトピックス】

シーメンス社 SOMATOM Sensation Cardiac

2004 年 5 月より稼動。検出器は 16 列( 2008 年 9 月に 64 列になります)

最新の被曝低減プログラムを使用

胸部から骨盤までなどの広範囲撮影も1回の息止めで実現

次の様なソフトにより、通常の 2 次元画像では困難であった診断も可能

@大腸バーチャル内視鏡(大腸カメラに匹敵する様な画像を CT にて具現する)

A心臓冠動脈 3 次元表示(心臓カテーテル検査の代わりに、 CT にて冠動脈 3 次元画像を作成する)

B心臓機能解析(拡張期と収縮期の任意の断層面から駆出率を検討する)

C脳血流解析(造影剤の潅流状況から虚血域を検出し脳梗塞を診断する)

D肺結節解析(肺結節の最大径、体積を自動計測し、より客観的評価を行う)

E歯並び解析(歯並びのカーブに合わせた 1-2 mm 厚の冠状断にて歯や顎を観察する)

【MRのトピックス】

シーメンス社のMR が 2 台

MAGNETOM Trio 3 テスラ( 2008 年 3 月に導入、3 テスラは宮城県では 4 台目)

MAGNETOM Symphony 1.5 テスラ( 2001 年 8 月に導入)

3 テスラで可能な事および 1.5 テスラより改善した点は以下の通り

@関節軟骨のカラーマッピング(軟骨をカラー化し、変形性関節症などを詳細に診断する)

A脳の磁化率強調像(静脈や古い血腫が見やすい)

B脳血管表示( 1.5 テスラと比較すると、 200-300 μm レベルの細い枝も見やすい)

C聴神経の白黒反転画像(脳脊髄液を黒、神経や血管を白にして見やすくする)

D前立腺癌や乳癌の磁気共鳴分光法( MR スペクトロスコピー。前立腺の癌細胞から出てくる波長はコリンが多く、クエン酸が少ない。スペクトル上の信号をグラフ化し、両者の比を取り、癌診断の一助とする)

E胆膵管表示(胆管、膵管、胆嚢管がより細かなレベルまで見える)

F骨盤臓器の T2 強調像(子宮、卵巣、前立腺、膀胱などを極め細かに表示できる)

G下肢動脈の観察(造影剤併用にて径 1 mm くらいの細い枝まで描出可能)

注意事項; 3 テスラは磁場強度も強いので、体内に金属がないなどの問診も更に重要

【血管造影のトピックス】

GE 横河社 Advantx UNV ( 2001 年 3 月より稼動)

形態診断は減少し、代わりにインターベンション治療が増加

当院で行っている主な手技を以下に示す

@透析患者さんのシャント血管が狭くなった場合に、バルーンカテーテルで拡張する

A肝、腎、気管支病変や骨盤骨折に対する動脈塞栓術

B肝病変に対するリザーバー留置術

【核医学検査を始めました】

シーメンス社 Symbia T2 ( 2008 年 2 月より稼動)

診断用 CT が付いているハイブリッド機(全国で 25 台、東北では 2 台)

CT 画像と核医学画像を重ね合わせる事により、病変の解剖学的部位をピンポイントに表示できる。形態情報が大雑把であった従来の核医学検査の欠点を解決している

骨シンチ、ガリウム(腫瘍/炎症)シンチ、脳血流シンチ、心筋シンチ、腎シンチ、副腎シンチ、蛋白漏出シンチ、胃食道逆流シンチなどを開始

【乳腺撮影のトピックス】

日立メディコ社 LORAD M-W SELENIA ( 2007 年 10 月より稼動)

フラットパネルディテクタを搭載した最新のフルデジタルマンモグラフィー装置で、全国で 44 台、東北では 5 台

女性の大敵乳ガンの早期診断に威力を発揮できる

撮影は 4 人の優秀な女性診療放射線技師が中心

【最後に】

 2008 年 9 月に現在の 16 列 CT を 64 列にバージョンアップする予定です。心臓 CT などがやりやすくなり、当院も更に進化します。CT や MR は、凌ぎを削る技術開発を背景に毎年劇的に変貌しております。撮影は複雑になり、専門的で特殊なものも増えました。患者さんはより楽に、より広範囲を、より詳細に、より短時間で撮影できる方向に進んでおります。全身 3 次元の時代も近いのかもしれません(その時は「阪神(半身)タイガース」も「全身タイガース」になっていたりして)。

 

RedCrossせんだい 81号(平成24年1月1日号より

放射線科「診療科から」

 

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