院内リエゾン活動

院内リエゾン活動

はじめに

骨粗鬆症の危険性は、高齢者が転倒などの軽微な外傷で骨を折ってしまうことです。骨折を繰り返し要介護や寝たきりに至ることも重要な危険性であります。この骨粗鬆症性骨折の予防、すなわち骨粗鬆症の治療が必要なことはご承知の通りと存じます。

現在の骨粗鬆症治療の問題は、高齢人口の骨粗鬆症受療率が低いことで、治療の必要な人口のうち80%が未治療のままでいると報告されております。

こうした現状を改善するために全国で行われはじめたのが、骨粗鬆症リエゾン活動です。

 

※リエゾンとは、フランス語の“リエール”という動詞が語源で、つなぐ、の意味です。英語の、コネクト、バインド、ユナイト、といった意味です

 

2014年6月より、仙台日赤でも骨粗鬆症リエゾン活動を始めました。骨粗鬆症の治療=骨折の予防が必要な患者さんに、診断・治療を促し、骨折予防につなげる諸活動です。

 

X線と骨密度検査・骨代謝外来での診察

結果説明・指導(啓発・栄養)・処方・指導(薬剤)・診療情報提供書(紹介状)

 

 

整形外科医の役割


整形外科・骨代謝外来
小池洋一
総合病院に入退院をされている高齢の方々の多くは、内臓疾患、転倒の既往、ステロイド治療といった複数の危険因子を抱えており、一般人口に比べ脆弱性骨折のリスクの高い方々です。院内からリエゾン活動をはじめる意義は、そうした高リスクの方々にこそ骨粗鬆症の検査・治療を受けていただくことにあります。

整形外科医の役割は、患者さんの診察・検査結果説明(X線、骨密度検査)に加え、リエゾン活動全体のコーディネート、治療の啓発、退院後の治療継続への橋渡し(診療情報提供書の作成、処方)などです。

 

 

薬剤師の役割


薬剤部 佐々木茂文
骨粗鬆症治療薬を使用することで、骨が強くなり、骨折の危険性を減らすことができます。薬剤師は、患者さんへ処方された骨粗鬆症治療薬の説明を行ったり、医師と処方薬について相談を行ったりしています。

また、骨粗鬆症は薬が原因となる場合もあり、薬が原因となる骨粗鬆症リスクの発見などにも努めています。

 

 

 

看護師の役割

医師と協働し、骨折リスクが高い患者さんを検査・治療に繋げることができるよう働きかけます。また骨粗鬆症と診断を受けた患者さんへ専門的知識で生活指導を行い、内服薬・注射などの治療が継続できるようサポートします。

 

 

 

 

管理栄養士の役割

管理栄養士としての私の役割は、食事摂取状況の把握及び改善指導です。自宅で転倒し大腿骨近位部骨折などをして入院する方の中には、栄養状態が悪く、栄養サポートチーム(NST)の介入が必要な方もいます。私はNSTメンバーでもありますので、栄養状態の改善、そして退院後の食生活改善につながるような指導ができたらと考えています。骨粗鬆症リエゾンチームの一員として、治療の一環としての食事のサポートができるよう努力したいと思います。

 

 

幹事の役割


医療情報管理係長
伊藤稔
医師・看護師・薬剤師・管理栄養士等、様々な職種の職員が骨粗鬆症の治療にあたっています。骨粗鬆症の治療を普及するために、医療の現場で多忙な職員をサポートするのが私の役割です。

また、診療費の計算等も行っておりますので、治療費に関して不安や疑問がございましたら、お気軽にお尋ね下さい。

 

 

 

 

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