院長室だより

院長 桃野 哲

新年あけましておめでとうございます 皆様におかれましては、良い年をお迎えのことと存じます

 今年も当院は、基本理念に則り、患者さんに満足いただける安全・安心な医療を、職員がやりがいを持って提供して、皆様の健康な生活のお役に立ちたいと考えております。

 総合周産期母子医療センターは宮城の周産期医療の中心となって診療し、整形外科では得意な下肢や小児の疾患に特化した診療を行うなど、特徴的な診療を行います。また、消化器内科は医師5名体制になり、糖尿病専門医も着任したので、外科、呼吸器・循環器・腎臓内科や小児科など各診療科の一般的な診療を行う体制が整い、皆様のご要望に応えられるようになりました。さらに、赤十字病院の重要な使命である災害救護活動については、出動に備えて常備救護班を編成し、今年も災害救護訓練の際には地域の皆さんに参加を呼び掛けて実施したいと考えています。

 今年も仙台赤十字病院をよろしくお願い致します。

 昨年、国内外では、ネパールの地震、常総市での洪水被害、上海での大爆発など多くの災害が発生しました。さらにシリアの内戦やイスラム国が絡む中東での紛争により多くの難民がヨーロッパに押しかけ、ロシア民間航空機爆破、フランスでのテロ、各地での自爆テロ、テロ予告などの大きな問題が生じており、未解決のまま年末を迎えています。

 当院では入院患者数が減少し、診療収入が落ち込み収支のマイナスが続きましたが、何とか回復の傾向が見え始めています。平成26年の診療報酬改定と消費税増税の影響で、全国的に多くの病院で収支が赤字になりましたが、他の病院も赤字だったら怖くないとは言い難く、厳しい状況に置かれています。患者さんから支持されて地域に根付く病院になるという原点を目指すことで、収支改善を図る新たな取り組みを始めました。その一環として、地域の皆様から当院に親しみを持って頂けるようにと、長町のタイハックルや名取市市民会館に出張しての医療講演会を開催しました。講演終了後に当院の医療スタッフによる健康相談を行ったところ、好評だったのでこれからも続けて開催する予定です。また、災害救護訓練には地域の皆さんに参加いただき、町内会主催の地下鉄東西線開通の祝賀行事には当院も参加しました。

 28年4月の診療報酬改定は全体ではマイナスで、1.03%のマイナス改定とされます。その内訳は薬剤医療材料費分がマイナス1.52%で、病院に直接かかわる診療費になる本体部分は全体のマイナスとの差(0.49%)になり、ごく僅かで0.49%のプラスになります。病院にはマイナスでなかったから良かったものの、まだ厳しい状況が続きそうです。

地下鉄東西線

 12月6日に仙台市地下鉄東西線が開業しました。日の出前で未だ暗い6時前、満員の一番列車が八木山動物公園駅に到着しました。一番列車の乗客が、駅駐車場の屋上で日の出を見ようと、冷たい風が吹くとても寒い屋上に昇って来ました。その皆さんを、町内会が温かいおでん、当院と東北工業大学は甘酒とホットカルピスで歓迎して、冷えた体が温まると喜ばれました。6日は、お子様と一緒に地下鉄の初乗りや、入場無料の動物園とベニーランドを楽しむ家族連れで、駅周辺は一日中にぎわいました。

 地下鉄の開業前に、ひより台や国道286号線から八木山への道路が開通し、八木山へのアクセスが良くなり、病院前を通過する車が増えたようです。地下鉄の開業にあわせて、八木山動物公園駅に発着するバス路線が改編され、開通した道路を通る路線も新設されました。通勤や通学に便利だと言う方もいますが、仙台駅への直通バスが減ってバスから地下鉄への乗り換えになって不便とか、料金が値上がりしたなどの不満の声も聞こえます。

 太白区の方は、八木山動物公園駅行のバス路線の近くに住んでいれば、自宅近くのバス停から乗って地下鉄駅で下車し、病院前を通るバスに乗り換えると、以前よりも通院に便利かと思われます。これからは雪の季節なので、バス利用の皆様が滑って転ばないように、バス停から病院玄関までの除雪はしっかりやります。

 開業の翌日、動物公園駅から仙台駅まで地下鉄に乗りました。出発して12分で仙台駅に到着し、バスよりもスイスイでしたが、東京の地下鉄駅などと同じで、駅入口からホームまでは結構な距離を歩かなければなりません。自家用車で移動することが多くて、玄関から玄関への生活に慣れた人が多い仙台では、当分の間この距離は受け入れられないかも知れません。

病院機能評価を受審します

 3回目になる病院機能評価の受審に備えて、ほぼ一年間にわたって準備して来ましたが、審査日が1月27日、28日に決まりました。審査当日、診療には大きな影響はないと思われますが、ご迷惑をおかけするかもしれませんので、その際はご容赦ください。

27.12.25