院長室だより

院長 桃野 哲

今年度も私共は皆様の健康な生活を支えて参ります

 当院は、新たに43名の職員を迎えて、平成27年度をスタートします。
新採用のうち、新卒の看護師、理学療法士、検査技師は25名になります。当院では33年前、現在地に新築移転する際に、スタッフを増やして多くの若い職員を採用しました。ここ数年、その方々が定年を迎え始めていて、新卒の採用者が多くなっています。新卒の職員が、実際に病院内の業務に慣れて一人前になるまでは、皆様に何かとご迷惑をおかけすると思いますが、例年通り今年も温かく見守っていただければ幸いです。よろしくお願い致します。

平成26年度の報告

 1年間、皆様のご支持を受けながら、職員一同努力して運営して参りましたが、4月から最近まで続いた入院・外来患者数の減少によって、26年度の当院の収支は大きな赤字になったことをご報告します。昨春の診療報酬改定後の全国調査では、改定の影響と思われる患者さんの受診控えが著明になって入院患者が減少し、赤字になる病院が増えて黒字の病院でもその収益が減っています。当院でも同じような状況で、さらに、消化器内科医と耳鼻科医の退職や整形外科医の不足で患者さんの減少に拍車がかかり、電子カルテの導入及びそれに伴う外来診療体制変更の影響がダメ押しとなるなど、当院の特殊な事情が加わったことが、今年度の大幅な減収につながったものと思われます。年度中、医師不足が解消できず、待ち時間が大きくのびるとか、外来患者さんの受診や急病患者さんを制限せざるを得なかったことなどで、皆様に多大なご迷惑をおかけしたことを反省しております。

平成27年度の方針

 本年度当院では、総合周産期母子医療センターが、周産期医療を担う宮城県の中心的な病院として活動します。さらに、小児医療、股関節や下肢の整形外科医療と、外科、泌尿器科、呼吸器内科や医師が増えた循環器内科、消化器内科などの各診療科の連携による総合的な一般診療を提供します。

4月25日には、第2回目の市民を対象にした自主講座「仙台日赤医療セミナー」を開催します。太白区長町の「たいはっくる」を会場にして、呼吸器内科の三木部長が「今、あなたに忍び寄る肺の病気」の演題で講演します。また、医療講演会への講師派遣にも積極的に取り組みます。さらに、当院で毎年実施している災害救護訓練には、今年も昨年同様に、地域の皆様に参加を呼び掛けたいと考えています。

今年度、当院は3回目になる病院機能評価の審査を申し込んでおり、10か月後には外部審査員から当院の診療体制について評価を受けることになります。外部審査を受けるのは、何回目でも緊張しますしストレスですが、自分たちの医療が正しく行われているかどうかを知る、滅多に無いチャンスです。病院全体で、これから受審まで各種マニュアルの見直しや設備の点検など、大変なことが山積みですが、安全で時代に遅れることのない医療を提供するために、職員が力を合わせて合格を目指し、準備を進めます。

医師異動のお知らせ

 総合内科の佐藤泰朗医師が定年退職し、総合内科は1名体制になります。長年、常勤医が不在だった糖尿病代謝科に宮口医師が、常勤医が少なかった消化器内科に大楽医師と矢口医師が赴任します。これまで、初診や紹介患者さんに十分対応出来なくて、ご迷惑をおかけしていましたが、新たに勤務する3名の医師は専門医資格を持っており、皆様のご要望にお応え出来ると思います。整形外科に2名と泌尿器科に1名の医師が増員になり、初期研修医が2名着任しますし、その他にも数名の若手医師の異動があって医師が交代になりますので、よろしくお願いします。

仙台赤十字病院は、今年度も最新の医療を安全に提供することで、皆様のご要望に応えられるよう努力致しますので、よろしくお願いします。