医療集談会

第127回仙台日赤医療集談会<1月29日>

「当院における認定看護師の役割と活動状況」

皮膚・排泄ケア認定看護師    鎌田 さおり

 皮膚・排泄ケア認定看護師とは創傷・ストーマ・失禁にかかわる看護師のことを言います。創傷ケア、ストーマケア、失禁ケアなどの専門領域の発展に努め、質の高い看護サービスを提供し、皆さまのQOL向上を目指すことを目的として日々活動しております。
 当院は3名の皮膚・排泄ケア認定看護師が在籍しており、水曜日・金曜日ストーマ外来、木曜日褥瘡(床ずれ)を中心とした院内ラウンドを行っております。院内で活動をはじめた平成21年から少しずつ院内で認知され、現在は年間400件ほどの依頼があり、皆さまにかかわることができています。
 新しい治療法が確立されるなど、進歩を重ねている領域でもありますので、これからも医師や看護師、そのほかのスタッフと連携を図り活動していきたいと思っております。

 

がん性疼痛看護認定看護師   及川 京子

 がん患者さんに生じている苦痛は、身体のつらさだけではなく、気持ちのつらさや日常生活に関すること、これからのことなど様々なつらさが混ざり合って生じています。
これらの苦痛は医師や看護師だけで取り除くことは困難であり、様々な職種が協力し合うことが必要です。当院にも緩和ケアチームがあり、患者さんに生じている痛みの原因、薬の選択や副作用対策、症状緩和の方法についてなど様々な苦痛に対してチームメンバーがどの方法が良いか話し合いを行っています。気持ちのつらさには精神科医の介入も行います。平成24年、25年ともに緩和ケアチームで関わった患者さんは50名程度でした。また、住み慣れた自宅での生活を望む方には地域連携室の協力のもと往診医や訪問看護師への依頼などの退院調整の支援も行っています。

 

がん化学療法看護認定看護師  土井 陽子

 当院には、2名のがん化学療法看護認定看護師がおり、外来と7階病棟に所属しています。院内の活動としては、主に外来療法室と7階病棟で勤務し抗がん剤の投与管理や副作用についての説明や対策を患者さん、ご家族にお伝えしています。また、がん性疼痛看護認定看護師とともに院内の看護師を対象としたセミナーの企画、運営を行っています。
 入院から外来での治療へと移行になる患者さんに対しては、外来療法室の見学、オリエンテーションを行い患者さんの不安の軽減に努めています。外来と病棟で継続した看護が提供できるようにそれぞれの部署で情報を共有し、患者さんが治療を継続できるように支援を行っています。
 また、患者さんが安心して安全にがん化学療法が行えるように他職種と話し合いを行い、質の高い医療の提供に努めています。

 

感染管理認定看護師      中村 智代子

 感染管理認定看護師の役割は、患者さんをはじめ院内すべての皆様を、院内感染から守るために感染管理を推進することです。
 当院では、感染管理を推進する組織として、感染対策室を設置しています。現在私は、専従者としてICT(Infection Control Team)のメンバーとともに活動しています。ICTの活動は、院内感染に関する情報収集や院内のラウンド、マニュアルの作成、職員教育など多岐にわたります。また、インフルエンザやノロウイルスなどの感染症が発生した場合は、迅速かつ適切な対応が求められます。
 感染管理は、一人ではできません。ICTのメンバーはもちろんのこと、皆様のご支援とご協力をいただいてこその、感染管理認定看護師です。