院長室だより

病院長 桃野 哲

 2020年オリンピック・パラリンピックの東京開催決定

 IOC総会で、高円宮妃久子様のご挨拶、続いて気仙沼出身の佐藤真海さんの素敵で胸が熱くなるスピーチに始まり、竹田理事長、多くのアスリート、都知事、総理、最後に「おもてなし」で閉じられたプレゼンテーションによって、IOC委員から支持を受けて東京開催が決まりました。私達に夢と元気をくれる嬉しいニュースです。オリンピックの準備で、被災地の復興や福島第一原発の廃炉作業に遅れが出るのではと危惧する声も有りますが、どちらも日本人の叡智と勤勉さで滞りなく進めてほしいと思います。サッカーの予選がグランディ21で行われる予定で、生のオリンピックが地元で観戦できるのが楽しみです。

 

豪雨で被災された皆様にお見舞い申し上げます

 今年の夏は全国的に猛暑が続きましたが、仙台は猛暑日が少なくて過ごしやすく、大きな天災もなく爽やかな秋を迎えました。
その一方で、猛暑と干ばつで水不足が心配される所があれば、中国地方から東北に停滞した秋雨前線に太平洋から湿った暖気や台風がぶつかって山陰、北陸、秋田県などで豪雨となりました。敬老の日に、愛知県に上陸して日本を縦断した台風18号の暴風雨は、近畿、中部から関東、さらに東北、北海道まで広い範囲に洪水やがけ崩れ等の災害をもたらしました。被災地の皆様に、心からお見舞い申し上げます。

電子カルテ導入訓練開始

 来年1月からの電子カルテ導入に向け準備中で、9月初めに電子カルテの操作訓練をスタートさせました。患者さんの顔を見ず目を合わせないで診療する医師がいるという批判を耳にしますし、電子カルテの病院では「患者を見ないでパソコンばかり見ている」と患者さんに言われるようです。そうならないように、「今も検査と注射の指示や処方に使っているので、ちょっとで慣れますから」と講師に励まされながら訓練中ですが、1月までには大丈夫マスター出来るでしょう。電子カルテを導入するのは、医療安全の推進に役立ち、診療に便利な機能が多くあるので使わない選択は無いからです。しっかりと準備をしてスタートする積りですが、電子カルテ導入当初は皆様にご迷惑をおかけするかも知れませんので、よろしくお願いします。

医療と消費税

 報道では、アベノミクスにオリンピック開催が追い風になって景気は好転し、消費税は来年の4月に予定通り8%に上がるとのことです。増税分の3%は社会保障費に向けられる約束です。病院で使う薬剤、医療材料、医療機器や建物の建築・修理費などは課税対象ですが、医療費は消費税免除なので増税分を患者さんからは貰えず、病院の負担になります。そうなれば、24年度に当院は総収入が83億円で純利益は3.3%でしたが、増税で消費税3%分の支出が増えると利益は大幅に減って、新たな医療機器の購入や整備等が難しくなります。消費税の増税の際は、病院が負担する消費税の増税分は、病院に還付する制度の導入を希望します。

全国赤十字病(産)院スポーツ大会

9月21日からの2日間、旭川市で全国赤十字病院スポーツ大会が開催され、各地から1000名余りの選手が集結し、野球、バレーボール、駅伝など6種目の競技が行われました。全国の赤十字病院の職員が一堂に会して共に戦って知り合うことは、災害救護に出動した時などに、赤十字として連携をとって活動することに役立っています。全国大会の県代表になるような強いチームも参加するのでレベルが高く、当院からは野球とフットサルが参加しましたが入賞できませんでした。来年は、当院が幹事病院となり1200人余の選手の参加の下に、利府町の宮城県総合運動公園を主会場にして開催される予定です。