院長室だより

院長 桃野 哲

新年明けましておめでとうございます

 皆様におかれましては、希望に満ちた新年を健やかにお迎えになられたことと思います。今年は、3月中に院内の改修工事が完了しますので、より良好な療養環境の下で、職員一同が力を合わせて、皆様に安全・安心な医療を提供して参ります。
昨年は、建物等の復旧をほぼ済ませてからスタートして、医療機器の更新や院内療養環境の改善等にもしっかりと取り組むことが出来ました。今号に掲載のアンケート調査で当院への評価をご覧いただけますが、通院の足としての公共交通事情、駐車場やトイレ等の環境設備に関しては評価が芳しく有りません。昨年の春には、給食の素材やメニュー等について、皆様からきついお叱りを受けましたが、委託先の日清医療食品と協議を重ねて改善に努めた結果、お叱りが少ないレベルを維持して、給食を提供出来るようになりました。そして、皆様のご支持を受けて地域の急性期病院としての医療を、無事に提供することが出来たことを感謝致します。有難うございました。

 

新年の取り組みについて

院内改修工事

 3月には、院内の改修工事が終了します。8割方、完成していますが、右ページの写真のように、病室、トイレや洗面所はとても良い色調に出来上がっており、カラーコーディネートを尾崎真理さんのオズカラースタジオにお願いして良かったと思います。駐車場の根本的な改修は難しく手付かずで申し訳ありませんが、院内改修工事が終ればアンケート調査でこれまで患者さんから赤点の評価だったトイレや洗面所等がきれいに整備されますので、次回の調査が楽しみです。療養環境が改善されて、ハード面では患者さんにより優しい病院になりますので、職員が関与するソフトの面についても患者さんへの思いやりや対応を進化させていきたいと考えています。

電子カルテの導入準備をします

 今年一年間で電子カルテの導入準備をして、来年の正月明けからは電子カルテで診療を開始したいと思っています。スタッフにとっては、診療業務で忙しい上に電子カルテの新たな仕事が加わり、多忙な一年になると思います。しかし、電子カルテが導入されて、運用に慣れて落ち着いて来れば、注射、処方や検査の際には、今よりも認証が確実に行えて安全になります。また、電子カルテシステムは、待ち時間短縮にも使えそうです。

新病院の建築計画をスタートさせます

 先の震災には耐えましたが、病院本館は建ててから30年を経過して傷みも出始めていますので、10年以内を目途に新しい病院を建てる準備の取り組みを始めます。通常、病院の建築計画がスタートしてから完成するまで、どんなに急いでも6年以上は掛かりますので、新病院建築の取り組みを始める時期として、決して早くはありません。地下鉄東西線が平成27年に開通し、動物公園が西端の駅になります。完成する地下鉄東西線を利用すれば、当院への通院の便が良くなるので、新病院は現病院の向かい側に建てます。玄関を敷地の東端に置けば、現病院よりも動物公園駅に近くて、急な坂道も短くなるので、通院は便利になるでしょう。地下鉄が、もう一駅延伸されて当院の近くに駅が出来れば最高ですが、何とか次善の策にはなります。また、新病院の病棟は、看護上の問題があるので、それをクリアーしなければなりませんが、1床室を主体にしたいと考えています。入院患者さんの多くは、1人一部屋の環境で育っていますので、病気で多床室に入院すると、その環境に馴染めないように見受けられます。そこで、ゆっくりと普段通りの生活環境で療養できるように、建築費は多く掛かってもオール1床室の病院を実現させたいものです。
 新病院は、まだ夢物語ですが、今年を、着実に夢に向かって進む一歩にしたいと考えています。今年もよろしくお願いします。