患者さまの安心を大切にするために・福島第一原発事故救護活動に参加して

患者さまの安心を大切にするために

医療安全推進室 藤野 利子

医療安全研修会とKYT研修会を行いました。

  8月26日に武蔵野赤十字病院専従リスクマネージャーの杉山良子先生をお招きして、全職員対象の医療安全研修会を開催しました。武蔵野赤十字病院は、日本でも医療安全に対する取り組みが進んでいる病院です。多職種が一緒に安全活動に取り組んでいる事例を中心に様々な改善事例を紹介して頂きました。当院でも是非参考にさせて頂きたいと考えています。翌日27日は看護部門で『危険予知トレーニング』の研修会を引き続き杉山先生にお願い致しました。『危険予知トレーニング』は日常に起きうる危険をグループで様々考え、一番危険と思われる問題に対して対策を立て、メンバー全員が合意して対策を実行する方法です。工業界等では広く行われています。当日は休日にも関わらず58名が参加し、日常よく行うケアの一場面から活発な意見交換がなされていました。安全のための『不安全な状態』へのアンテナを高くすることができるようにこれからも努力して参ります。

画像   画像

 

福島第一原発事故救護活動に参加して

6B病棟師長 鈴木 由美

 平成23年10月21日~23日、福島原発事故避難住民の警戒区域への一時立ち入りに対応する救護活動に参加しました。福島県では県内外に避難していた住民がマイカーで自宅がある警戒区域内に入ることができるようになりました。南相馬市の馬事公苑内(警戒区域20km境界地点)に参集拠点が設けられ、車両ごとに立ち入りに関する説明を受けていました。防護服を着用して出かけており、自宅の確認・掃除、衣類の持ち出し、お墓参りなど一時立ち入りする目的は様々でした。すっかり秋も深まり、暑さによる体調不良はありませんでしたが、背丈ほどにも伸びた玄関前の雑草刈りなどのためにけがをしたり虫に刺されたりしたため、手当ての目的で救護所を利用されていました。一時帰宅された住民の皆様とお話をする機会はありませんでしたが、けがなく、無事に一日が終わることを願いながら見送っていました。
 救護班員の3日間の空間放射線量(積算量)は10μSvで、直ちに健康被害をおよぼす線量ではありませんでしたが、収束の見込みが立たない原発の近くでの活動は不安であり、落ち着かない気持ちでした。今後も引き続き救護活動が行なわれると思いますが、救護班員のみならず、病院職員は正しい知識を持ち、冷静に対応できるようにしたいと思います。