お薬のKnow How

薬剤部 藤枝 香子(ふじえだ こうこ)

「なぜダメなの? くすりのこうゆう飲み方……。」

お薬をもらって、症状がよくなって、まだお薬はあるのに飲むのを止めてしまったり、症状がでたときに飲もうと思って、とっておいたり、とっておいたお薬を同じ症状だからといって、他人にあげたりしたことはありませんか? また、飲むのを忘れて2回分服用したことはありませんか? 今回は、それらについて説明します。

Q:   症状がなくなったら、まだお薬はあるけど飲まなくてもいい?
A:   病気の原因を取り除くためには、処方されたお薬を正しい用法、用量で飲み続ける必要があります。正しい用法・用量で飲まなかったり、途中で止めてしまうと、再び症状がでたり、予防できない場合があります。症状が良くなったからといって、油断せずにお薬を飲みきるようにしましょう。
     
Q:   お薬を取っておいたり、他人にあげたりしてはいけないのはなぜ?
A:   お薬にも食べ物と同じように、賞味期限のように使用期限というものがあります。しかし、使用期限以内でも保存の状態によって変質し、効果のでないお薬になったり、副作用がでてしまうことがあります。
また、他人にお薬をあげた場合、もともと飲んでいる薬との相性が合わず、副作用がでることがあります。
医師は、体質や他の病気で服用しているお薬との相性などを考慮し、薬を処方しています。そのため、お薬を取っておいたり、他人にあげたりしないようにしましょう。
     
Q:   飲み忘れたとき、まとめて飲むのはいけない?
A:   お薬は決められたよう飲むことで、効果が発揮されているので、飲み忘れると
効果が切れてしまいます。しかし、飲み忘れたからといって、忘れた回数分まとめて飲んでしまうと、体の中で薬の濃度が高くなりすぎて、効果より副作用が強くでることがあります。飲み忘れたときは、医師や薬剤師に相談しましょう。

 

検査にまつわるエトセトラ

検査にまつわるエトセトラ その2

病理検査課長 佐藤 誠 (さとう まこと)

尿検査 その1

 尿検査を受けたことがある方は多いでしょう。患者さんが痛い思いをせず、1回で十分な量を採取できるのが尿検査の利点です。この検査で何が解るのか。まずは歴史から・・・
尿検査は早くから病気の診断に利用され、紀元前400年ごろにはヒポクラテス(ギリシャの医師)は尿を観て病気と関連付けていました。11世紀ごろになるとイスマル・ジュリアーニ(ペルシャの医師)は色、濃さ、量、透明度、沈殿物、香り、泡の7項目の尿検査を記録し、尿検査の基礎を確立しました。
 尿は、全身をめぐる血液が腎臓でろ過されて作られます。1日に約1,000リットルの血液が腎臓に流れ、このうち1~1.5リットルが尿管に流されて膀胱に溜まり、尿道を経て体外に排出されます。このため、尿は体の情報をたくさん含んでいます。体のどこかに異常があると排出されるべきでないものが排出されることがあります。腎臓や膀胱の異常だけでなく、肝臓の病気や糖尿病、がんなどを発見する手掛かりにもなるのです。

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ふれあい箱(患者さんの声)

(声)
 今年2月に手術を受け、先生や看護師さんには大変よくしていただき、無事に退院することができました。ありがとうございました。一つ気になったことがあります。ベッドのきしむ音です。寝返りをするたびにぎしぎしと音が鳴ってしまうため、隣に寝ている方にも申し訳ないと思い、寝返りをしたくてもなかなかできませんでした。又、隣の方がベッドを起こす時にギーギーと音がなって気になりました。何とか安眠できるように、寝具の考慮をお願いします。

(回答)
 このたびは、ベッドに関して不快感を与えましたことをお詫び申し上げます。
 病室のベッドは、当院が八木山移転時(昭和57年)に購入し、その後、劣化が目立つ物から順次更新してきましたが、かなりのベッドは約27~8。またベッドマットレスについては、以前は厚みのあるスプリング構造が主流でしたが、最近は腰に負担がかからないウレタン素材の薄いタイプになっていますので、ベッドから出るきしみ音は、ベッド本体からの音と推察します。
 当院には大人用ベッドが約300台ありますが、一挙に更新できないため、修理が出来ないベッドから順次更新する方法を考えていますので、ご理解願います。
 なお、きしみ音等が気になり、安眠出来ない場合などは病棟スタッフへお申し出ください。