看護の日・体験看護・お知らせ

■看護の日・記念行事を開催して

看護の日・記念行事を開催して21世紀は高齢者の世紀、誰しもが“看護の心・ケアの心”を育み、互いに支え合う魅力ある社会の形成につなげたい。1990年、“看護の心をみんなの心に”をメインテーマに「看護の日」(フローレンス・ナイチンゲールの生誕を記念した“5月12日”)・「看護週間」が制定された。 当院でもこの日にちなみ、看護を広めて皆さまに喜んでいただける活動を推進し、また私たち自身を振り返る大切な記念日としている。今年は、会場となる正面玄関ホールに、華道部が協力して爽やかな季節の生花で華を添えてくれた。健康測定チェックや健康で安心した生活のための情報提供(「高齢者の転倒骨折を防ぐために」「認知症を防ぐ健康生活」「誤嚥を防いで楽しい食事」「宮城県沖地震への備え」)、赤十字介護講習や介護用品の展示、当院でお産に導入しているアロマを使ったハンドマッサージ、心を込めて患者さまと接している看護の写真の展示、記念品のプレゼント(外来患者さま:カット絆創膏、入院患者さま:ボックスティッシー)など、管理栄養士や理学療法士、メディカルソーシャルワーカーの協力も得て、多彩な内容で実施し、多くの皆さまに感心を持って参加していただいた。 看護師の背中で笑顔を見せる小児の写真を、「かわいいね」と何度も撫でておられたご高齢の入院患者さま、宮城県沖地震への備えとして、重症心身障害児を持つご家庭に向けたパンフレットを作成したが、「貴重な資料をありがとう」と手にされた母親、体脂肪測定やアロマハンドマッサージの実施は大変好評で、皆さまとの温かな交流を深めることが出来た。私たちは、地域の皆さまのライフサポーターとしての役割をも高めながら、命を護り、育み、思いやり、助ける“看護の心・ケアの心”を広げていきたいと思う。

■ふれあい看護体験

ふれあい看護体験「ふれあい看護体験」は少子・高齢化社会を支えていくために、国民一人ひとりが看護の心、助け合いの心を分かち合うことの必要性を皆様に理解していただくことと、看護職員等の就業促進を目的に「看護の日」の行事の一環として行ってきました。 今年度も市内はもちろん、遠くは気仙沼市や志津川町から、11名の高校生の参加を得て17回目の看護体験の実施をいたしました。5つの病棟に分かれて、それぞれの部署の担当者と一緒に、患者さんの手浴、足浴、赤ちゃんの哺乳のお手伝い等を体験しました。参加者が看護師や医療職をめざす方々で、生涯の仕事の選択とけっていのために、真剣に体験に臨んでいることが伝わってきました。 体験者からの「普通のことをしてあげただけで、とても感謝されたことに感動し、普通のことが自分でできないことの辛さがわかりました」「体験を終えて、益々、看護師になりたいと思いました」との言葉が、担当した私たちへの何よりの贈り物の1日でした。

■外来療法室から

外来療法室から当院では、患者様が外来で抗がん剤の治療をより安全で快適に受けられるように、外来療法室を2005年1月にオープンしました。現在のところ、外科、血液内科、呼吸器内科、泌尿器科、消化器内科の患者様が利用されています。化学療法専門の部屋で、静かで落ち着いた雰囲気の中で治療が受けられます。部屋にはテレビ付きのリクライニングチェアを完備しており、患者様は自分の好きなテレビ番組を見ながら点滴が受けられます。私は外来療法室の専任看護師です。がん化学療法看護認定看護師として、患者様に安全かつ安心できる治療を提供し、また入院して化学療法を受ける際にも、専門的で継続的なケアを提供しています。認定看護師は六ヶ月の研修で専門性の高い知識や技術を学んだ後に、日本看護協会により認定される制度です。「がん化学療法看護認定看護師」は全国で147人、東北で12人とまだ数が少ない状況です(2007年5月現在)。患者様に対して質の高い看護を行い、看護スタッフに対しては具体的な助言を行い、がん看護におけるさまざまな相談にも応じています。 抗がん剤治療での脱毛、吐き気などの副作用や、治療に対する様々な悩みをお持ちの患者様は、当療法室にお気軽にご相談ください。なお、外来療法室にウィッグ(かつら)を展示しており試着も出来ますので、お気軽にお立ち寄りください。