■副作用の話                  調剤第一係長 福地 祐司
 漢方薬を含めて、"薬"と名の付くものに「副作用のないものは無い」といっても過言ではありません。薬の副作用は、ある人に起きなかったからといって、すべての人がそうだとは限らないのが特徴です。副作用には、"薬そのものの作用"が現れる場合とそれ以外の有害な現象が現れる場合がありますが、その起こり方には幾つかのパターンがあります。
@薬効が過剰に発現する場合
 体調等により、糖尿病の薬で血糖値が下がり過ぎたり、降圧剤で血圧が下がり過ぎたりする場合です。
A目的以外の作用の発現する場合
 薬がもともと持つ幾つかの作用のうち、目的とする薬効以外の作用が強く出てしまう場合です。花粉症の薬で眠気を起こしたり、ある種の咳止め薬で便秘が起こしたりする場合で、事前に予測することが有る程度可能です。
B過敏性や特異体質によるアレルギー反応
 薬によりアレルギー反応が現れる場合があります。蕁麻疹などが大部分ですが、稀にショック症状(不快感、口内異常感、ぜん鳴、耳鳴り、冷汗、血圧低下、意識障害などの症状が現れます)を起こすこともあります。薬疹の中にも重症化するものがあるので医師の診察を受ける方がよいでしょう。
 上記以外にも、高齢者などでは腎臓の機能が衰え、体内に薬が蓄積して副作用を引き起こすこともありますし、薬同士の「飲み合わせ」、食品との相性でも副作用が出ることがあります。


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