診療科から
■「消化器内科の紹介」         第一消化器科副部長  森元 富造 
1.消化器内科とは
 内科の外来診察は1月から各専門領域別になり、内科、腎内科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科に別れました。
 消化器内科は、食べ物の消化・吸収に関わる臓器を対象に診療します。具体的には食道・胃・小腸・大腸・肝臓・胆嚢・膵臓など、腹部臓器の病気の診断・治療を行います。当科には大腸の専門医が三人おり、大腸の検査・治療を中心に診療しています。
2.消化器内科の検査
 検査には内視鏡を使う胃内視鏡検査、大腸内視鏡検査とバリウムを使うレントゲン検査(胃透視、小腸透視、大腸透視)や腹部超音波検査、CT検査、MRI検査などがあります。内視鏡検査は消化器内科では大切な検査で、癌の診断、早期発見、早期治療に欠かせない検査です。当科では年間胃内視鏡検査約3300件、大腸内視鏡検査約3500件を行っており、大腸内視鏡検査件数が多いことが特徴で、宮城県内でも1・2を争う件数を行っています。また内視鏡検査は治療も同時に行うことができ、ポリープや早期癌を内視鏡で切除することができます(内視鏡的粘膜切除術)。当科では大腸粘膜切除の件数も多く、年間約600件の治療を行っており、ポリープが大きくなければ日帰りでの切除も行っています。     
3.消化器内科の疾患
 消化器内科を受診する患者様はお腹の痛みで受診される場合が多く、腹痛の原因となる疾患としては、胃や大腸の癌、胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胆石、膵炎、腸炎、過敏性腸症候群などがあります。胃や大腸のポリープ・早期癌はその多くは腹痛の原因にはなりませんが、内視鏡検査を受けることによって発見されます。病気は早く見つけて早く治療を始めることが大切ですが、胃や大腸の癌やポリープは早期に発見されれば内視鏡的治療だけで済み、早期発見効果の高い疾患と言うことができます。
4.最後に
 我々消化器科の医師は外来診察の他に内視鏡室で内視鏡検査を行っており、胃の中、大腸の中と毎日糞(奮)闘しています。内視鏡のレンズ越しにしかお会いしたことのない方も多いと思いますが、内視鏡室には優しいスタッフがおりますので、検査を受けられる時には心配なさらないでいらしてください。
        


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