■インフルエンザ   −予防と治療薬−
 冬になると毎年のように流行し、全国で数百万人の方が発病する「インフルエンザ」。インフルエンザは、普通のカゼに比べて極めて危険な病気で、特に、高齢者、乳幼児、妊婦、さらに呼吸器系や心臓などに慢性疾患を持つ患者さん、糖尿病、慢性腎不全の患者さんなどでは肺炎を併発するなど重症化し易い事が知られています。うがいや手洗いなどの一般的な予防法ももちろん効果がありますが、その予防対策の中心として「インフルエンザワクチン」の接種が推奨されています。ワクチン接種によっても100%感染が防げる訳ではありませんが、健常者ではインフルエンザの発症を70〜90%減らす事ができると言われています。流行の時期から考えて、12月中旬までに接種を済ませておく事をお奨めします。一方、それにもかかわらず感染してしまった場合ですが、我が国では現在3種類の抗インフルエンザ薬(インフルエンザウイルスの増殖を抑える薬)が使用可能です。しかしこれらの薬も発症から2日以内に使用し始めないと効果がありません。もし、「インフルエンザに罹った」と思ったら、なるべく早く医師の診察を受ける事が肝要です。
                          <調剤第一係長 福地 祐司>



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