肺の日・呼吸の日(8月(は)1日(い)の日(ひ))

主催 社団法人日本呼吸器学会東北支部
共催 仙台赤十字病院
呼吸器科部長 三木 誠(みき まこと)

肺癌は男女とも癌の死因の中では上位に位置し、そして肺炎は日本人の死亡原因の3位で、若い方には喘息や原因不明の肺疾患が増えています。タバコ関連としては肺癌だけにとどまらず、約500万人以上の慢性閉塞性肺疾患(COPD)がいると予測され、その殆どが医療機関にかかっていないとマスコミでも大きく報道されております。そういった方々の病気が進行してしまうと、最終的には酸素を吸入しないと生きることができず、現在でもすでに在宅酸素療養を行っている方が全国に16万人以上いらっしゃいます。

日本呼吸器学会では8月1日を「肺の日」と定め、一般市民の方々に呼吸器疾患についての最新の情報を伝え、病気の予防のための啓蒙活動を行うこと、ならびに呼吸器疾患を早期に見つけて早期に適切な治療を開始することを目的として市民公開講座を行ってまいりました。東北ブロックでは六県で毎年交替にて行っており、本年は宮城県が、さらに仙台赤十字病院が担当として平成29年8月5日に開催いたしました。

講演の内容は、①期待が高まる最新の肺癌治療(東北大学大学院医学系研究科呼吸器内科学分野宮内栄作先生)、②肺年齢とCOPD(仙台赤十字病院呼吸器内科渋谷里紗先生)、③気管支喘息であることを忘れさせる最新の治療(仙台オープン病院呼吸器内科飯島秀弥先生)、④間質性肺炎・肺線維症の徹底解説(東北大学大学院医学研究科産業医学分野大河内真也先生)で、一般の方にもとてもわかりやすく解説していただきました。また講演の間に健康相談会(医療相談コーナー、病気の相談コーナー、禁煙支援相談コーナー、くすり相談コーナー、栄養相談コーナー、酸素飽和度測定コーナー、肺年齢測定コーナー)を設け、来場者にフェイス・トゥ・フェイスで肺についての情報を提供いたしました。

あいにく、仙台七夕まつりの花火大会と日にちが重なってしまい、来場者数が少ないのではないかと懸念していましたが、総務企画課の松川を中心に、スタッフ18名の熱い協力の結果来場者は100名を越え大盛況のうちに終ることができました。

皆様のお役にたてたのであれば光栄に存じます。